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これぞ大工の技!大黒柱の家

 
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佐賀・唐津の酒 鳴滝酒造(聚楽太閤):櫂棒(かいぼう)作り
2016-01-22
    P1040119.JPG   
お酒の仕込みタンク内のアルコール発酵にムラが出ないように、かき混ぜる棒=櫂棒(かいぼう)の造作です。 さらし竹4m+檜材(120*260*60)の継手には、くさび2本とせん1本で回転防止と押したり引いたりしても外れないように工夫しております。
    
 
      
 
        
                                                                     
 
大手門継手:傷んだ柱の継手
2016-01-21
   
  大手門継手:大阪城大手門の控え柱には、柱の根元を継いだ補修の跡が残ります。東西両面(写真参照)は下の柱が凸型の「蟻継ぎ」、南北両面(写真参照)は山型の「殺ぎ継ぎ」になっています。外から見ると、どの方向からもはめ込むことができないような不思議な形の継手になっています。長年大阪城の謎のひとつとされてきましたが、1983年にX線撮影により内部構造が明らかになり、継手の謎が解明されました。
                                                      
 
   
 
  
 
  
 
猿棒面の造作
                                                              竿縁=猿棒面の造作
 竿縁造作 (1).JPG  竿縁造作 (2).JPG
 竿縁造作 (3).JPG  竿縁造作 (4).JPG
 竿縁造作 (5).JPG  竿縁造作 (6).JPG
   廻り縁より、少し細い木で、 天井の板を、のせてとめつけるための木をいう ↑↑四角のままが竿縁、このさお縁の面を大きく取ったものを、猿棒といいその 面取りの面を特に、猿棒面という。
竿縁造作 (7).JPG 竿縁造作8.JPG
 
 
利休好 腰掛待合 造作工事
腰掛待合16.JPG              腰掛待合 (2).JPG
              工事完了の写真です。                        基礎工事からの写真+踏石取付
 
腰掛待合 (1).JPG              腰掛待合 (4).JPG
 
腰掛待合 (6).JPG              腰掛待合 (5).JPG
 垂木も小舞もさらし竹を使っています。            接合部には、藤づるを巻いています。
 
腰掛待合 (7).JPG              腰掛待合 (8).JPG
 
腰掛待合 (9).JPG              腰掛待合 (10).JPG
スジカイの変わりに厚い板を収めています。                     左官下塗工事
 
腰掛待合 (11).JPG              腰掛待合 (12).JPG
 
    下地窓と↓↓力竹
 
腰掛待合 (13).JPG              腰掛待合 (14).JPG
 
砂漆喰による左官さん仕上作業で腰掛待合の作業が完了しました。
 
腰掛待合16 (2).JPG              腰掛待合16 (1).JPG
 
いろり(囲炉裏)つくり
 
いどり造り                いどり造り (2
 
3年間も寝かせた杉の磨き丸太を製材所に持ち込み割いてもらってきたのですが予想どおり完全に乾燥していました。左上の写真・後からのねじれや曲がり等が発生しにくい為、仕上がりが期待できる所です。 材料もそろった所で、さっそく制作に入り かんな削りをおこなっています。
 
いどり造り (1                いどり造り (4
 
いどり造り (3                手づくりいどり
 
 
格天井作り
ごう天井5                ごう天井2
   格天井とは、日本や中国、台湾などで多く見られる、木材を使った伝統的な天井様式です。最も格式の高い天井様式といわれ、有名なお寺や神社、お城の天井に多く使われています。使われる場所は、和室、玄関、玄関ホー ル、廊下など多岐にわたります。
   一般住宅でも広く取り付けられており、「1部屋しかない和室だから良い部屋にしたい」というお客様に 満足頂けるように頑張っています。
 
ごう天井                ごう天井1
 
 ごう天井3                ごう天井4
 
                              玄関の天井 = tenn (1).jpg
 
梁と柱の造作
梁は、唐津の七山産の杉材です唐津木材市場から私が直接仕入れてきました。その他に大黒柱や桁等、構造材としての適材適所を考えながらいろんな材料を選んできました。
 
柱と梁                丸のみ
 
梁と柱が接続する所の作業ですが、丸い形に型取りを行ない柱の方を作っていきます。梁が丸くなっているからわざわざ柱を丸く作らなくても 普通の ほぞ先 (凸)  でも大丈夫なんですが、
 
少しでも強くて頑丈な長もちする家を造りたいため昔からのやり方で時間を掛けて作っていきます。(木を丸く作る時には、丸のみと言われる右上の道具を使用します。) 
 
 hikari5 (4                hikari5 (3
 
束柱ひかる.JPG                束柱ひかる2.JPG
 
 七山産地                七山産大黒柱.JPG
 
よきとちょうなで梁を造ります。
                梁の皮むき2.JPG
 
よき(手前2本の斧)とちょうな(奥の2本)を使い梁を造って行きます。まず始めに行うのが皮むきです。綺麗にむいておかないとシロアリが食べたり虫の繁殖場所に変わってしまうから要注意です。次に、梁の墨付け作業が終れば、・・・・・ちょうなでコツコツと、束柱が載ることになる座(平らな部分にすること)を造りますが、熟練された大工との差が出やすい巧の技の1つです。
 
梁の墨付け3.JPG                ちょうな作業.JPG
        よきの作業風景                   (↓写真↓束の座)
 
よき打ち.JPG               
 
梁の仕上り
梁の完成です。
 
大黒柱と縁桁(杉の磨き丸太)や佐賀県産材の杉
 6本目の大黒柱です。  近くの山の木で家を建てる・木の家!

私たちが建てている家は、主に佐賀県産材の杉や桧を使うようにしています。
墨付けから切り込み(刻み)まで「気持ち」の入った家造りを心がけています。
そして丸太のままで建てた大黒柱とちょうな(斧に似た道具)による化粧の梁など今は少なくなった
職人がつくる木の家
のこだわりを見ることができるのです。そして、柱など山の木を自分で選びたいと言われる方には大黒柱伐採ツアー!を計画しました。
 木を見に行くと、共生することの大事さを山や森を歩くことで又、見ることで感じることができます。難しいことは分からないんですがとにかく森はすごいんです!柱用に四角形に製材した柱。120角・105角も木を加工してからも「木は生きている」と言われますが、やはりそのままの建ち姿が本当の木のエネルギーをもっているような気がしてなりません。  

kouzou1%5B1%5D.jpg

 
 山で育ったそのままの姿で、家の中心に大黒柱として立ててあげたい。

1本でもいいから立姿を見せてあげたいそんな気持ちになりました。
 
 
 
 
 
 欠かせないのが大工道具。
どれだけ手入がされているのかで、
その人の腕前が分かると言われるほど
大工さんにとっては、
とても大事にしているものです。
ほとんどが一生使える道具となる為、
手入が必要なんです。
 
 
 

2 daikokudougutohari.JPG

 大黒  
棟上当日、

丸太の大黒柱に杉の梁をさす(入れる)

直前の写真です。
杉の梁をおさめた直後、

分かりにくいですが、正面から

さしている杉の梁は下端が、

ちょうなの仕上がりとなっています。
 大黒柱や丸太の梁
 大黒
 
これも、杉の大黒柱

差物(梁)を入れているところです。
 
 
 
 星野村杉 丸太
大黒柱用として、
福岡県星野村の磨き丸太の専門店、
白坂木材から納品されたばかりの
杉の磨き丸太の写真です。

白坂さんを訪ね
星野村へ山を見に行った時の様子です。
 
 
直径70㎝ある、杉の磨き丸太。

長さ10mもあります。これも、星野村の白坂木材からです。
 

大黒柱や丸太の梁

 大黒柱や丸太の梁 佐賀県産の杉の梁、

厚み27cm(9寸)。
                これも佐賀県産の杉の梁です。

                写真以外にも杉の柱や桧の土台、

                屋根に使う母屋、棟木、束など、

                まだまだ、写真には入りきれない材料が

                 約半分くらいはあります。
 大黒柱や丸太の梁
 大黒柱や丸太の梁  ちょうな仕上げによる梁。

1本作るのに1日はかかります。
1階から2階まで通っている大黒柱。

(ちなみに、壁板は杉、

床板は桧の生節を張っています。)
 大黒柱や丸太の梁
 大黒柱や丸太の梁 ケヤキの大黒柱24cm、長さは6m。
雑木のケヤキの柱は、
乾燥しているのが、絶対条件となります。
なぜなら、硬木のため杉や桧に比べて
曲がりとか、ねじれが大きいため
完成してからの建物にくるいを発生させる
ことがあるからです。
何と、
1本の柱を選ぶまで、5本のケヤキ見て周りました。
   

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 主に唐津市七山の木材です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   kigumi11%5B1%5D.jpg
 

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 佐賀県産の杉材
 
 
 
 
 
 
 
 
 
17mの杉の縁桁、あまりにも長すぎで
作業場内にも入ることが出来なかったので、
1m、切り落とすことになりました。
(作業も出来ない、作業場の戸締りも
出来ないことから、仕方がなかったのです。)
この縁桁を、
現場まで、運ぶのにも一苦労しています。
曲がり角ではクレーンを設置して、
吊り上げては運ぶ、
またクレーンで吊り上げては運ぶといった感じです。
 

大黒柱や丸太の梁

 大黒柱や丸太の梁 ここまで長い磨き丸太は、
見たことがありません。
この写真も星野村の白坂木材さんに
お願いをして持ってきてもらいました。
(唐津から3時間かかります。よくぞ、
納品していただきました。感謝しています。)
 
 
スジカイ不要の壁!鴨居兼用の中貫造作!
 大工の技を伝える家づくり! 佐賀県唐津の工務店・松本建設
 

丸太から鴨居へ

  左の材料を丸太の状態から製材をし取付けるまでの仕事を紹介していきますが、

? 大きい壁に、スジカイが入っていないようですが ?? 大丈夫なのか ・・・心配です。

唐津の進藤木材さんに行ってみるか。
1年間の間、松本建設の倉庫で自然乾燥させた杉の丸太です。

大きい所で360ミリもあります。
 
 
 
 
 

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唐津市の進藤木材さんに持込み、丸太を半分の大きさに製材を行なっている所です。
 
 
 
 
 
 
 
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  ホゾ先を作っている所です。
 
 
 
 
 
 
 
 
木製の建具が、通る事になる鴨居の役目をしています。

ミゾが彫られているのが分かりますかね?

何と

1間(1900ミリ)ごとに、3本の大きい材木を使っています。
 kamoi3.JPG
 2kamoi.JPG  鴨居兼用中貫材
 厚み120×高さ330×長さ1900・杉の面付 タイコ梁は、1間(1900ミリ)を3本通した事により

右図の白丸は、鴨居兼用中貫となり、横からの力にも強く

スジカイ不要の構造体が出来上がる事になります
 

中貫

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