大黒柱と縁桁(杉の磨き丸太)や佐賀県産材の杉
近くの山の木で家を建てる・木の家! 私たちが建てている家は、主に佐賀県産材の杉や桧を使うようにしています。 墨付けから切り込み(刻み)まで「気持ち」の入った家造りを心がけています。 そして丸太のままで建てた大黒柱とちょうな(斧に似た道具)による化粧の梁など今は少なくなった職人がつくる木の家 のこだわりを見ることができるのです。そして、柱など山の木を自分で選びたいと言われる方には大黒柱伐採ツアー!を計画しました。 | |
木を見に行くと、共生することの大事さを山や森を歩くことで又、見ることで感じることができます。難しいことは分からないんですがとにかく森はすごいんです!柱用に四角形に製材した柱。120角・105角も木を加工してからも「木は生きている」と言われますが、やはりそのままの建ち姿が本当の木のエネルギーをもっているような気がしてなりません。 | |
山で育ったそのままの姿で、家の中心に大黒柱として立ててあげたい。 1本でもいいから立姿を見せてあげたいそんな気持ちになりました。 | |
欠かせないのが大工道具。 どれだけ手入がされているのかで、 その人の腕前が分かると言われるほど 大工さんにとっては、 とても大事にしているものです。 ほとんどが一生使える道具となる為、 手入が必要なんです。 | |
棟上当日、 丸太の大黒柱に杉の梁をさす(入れる) 直前の写真です。 | |
杉の梁をおさめた直後、 分かりにくいですが、正面から さしている杉の梁は下端が、 ちょうなの仕上がりとなっています。 | |
これも、杉の大黒柱に 差物(梁)を入れているところです。 | |
大黒柱用として、 福岡県星野村の磨き丸太の専門店、 白坂木材から納品されたばかりの 杉の磨き丸太の写真です。 白坂さんを訪ね、星野村へ山を見に行った時の様子です。 | |
直径70㎝ある、杉の磨き丸太。 長さ10mもあります。これも、星野村の白坂木材からです。 | |
佐賀県産の杉の梁、 厚み27cm(9寸)。 | |
これも佐賀県産の杉の梁です。 写真以外にも杉の柱や桧の土台、 屋根に使う母屋、棟木、束など、 まだまだ、写真には入りきれない材料が 約半分くらいはあります。 | |
ちょうな仕上げによる梁。 1本作るのに1日はかかります。 | |
1階から2階まで通っている大黒柱。 (ちなみに、壁板は杉、 床板は桧の生節を張っています。) | |
ケヤキの大黒柱24cm、長さは6m。 雑木のケヤキの柱は、 乾燥しているのが、絶対条件となります。 なぜなら、硬木のため杉や桧に比べて 曲がりとか、ねじれが大きいため 完成してからの建物にくるいを発生させる ことがあるからです。 何と、 1本の柱を選ぶまで、5本のケヤキ見て周りました。 | |
主に唐津市七山の木材です。 | |
佐賀県産の杉材 | |
17mの杉の縁桁、あまりにも長すぎで 作業場内にも入ることが出来なかったので、 1m、切り落とすことになりました。 (作業も出来ない、作業場の戸締りも 出来ないことから、仕方がなかったのです。) この縁桁を、 現場まで、運ぶのにも一苦労しています。 曲がり角ではクレーンを設置して、 吊り上げては運ぶ、 またクレーンで吊り上げては運ぶといった感じです。 | |
ここまで長い磨き丸太は、 見たことがありません。 この写真も星野村の白坂木材さんに お願いをして持ってきてもらいました。 (唐津から3時間かかります。よくぞ、 納品していただきました。感謝しています。) |